ギャラリー会 吉祥寺・井の頭公園前に佇む蔵画廊

2021.6.3 – 6.8 自在に緙ぐる-秀麗なる革の貌-

京都から届く特別な皮革美の世界をご紹介します。
京都にて世界中から選出蒐集した上質の皮革素材のみ使用し、熟練を究めた職人の手技の力が秀麗な作品に 緙ぐ(仕立てる)「 緙 室sen」
さらなる革の芸術性、可能性を広げた暮らしを美しくする皮革美の作品展。

合わせて Nefer Gallery さんが 長年温めてきたNAGADAと 緙 室senの想いを込めたコラボレーション作品が会場を彩ります。

これまでにない美しい展示となることでしょう・・・
他では出会えない美と技を究めた作品が一人でも多くの方に
届きますように・・・

自在に緙ぐる-秀麗なる革の貌-
会期:2021年6月3日(木) ~ 6月8日(火)
時間:11:00 ~ 17:00 ※最終日~16:00

【同時開催】
緙室sen × NAGADA
by Nefer Gallery

 

強靱でしなやかで、かつ繊細な皮革の表現を「緙室 sen」で扱うさまざまな品品を通して行ってきました。

今回、西欧的、堅牢という既成のイメージから革を解放し、さらなる革の可能性を広げ、日本の暮らしの中に皮革美の居場所を作る試みとして、「自在に緙ぐる(仕立てる)」所作を村山氏に託します。

村山秀紀さんは、日本の美意識である表具を独創的に仕立てる技術と見立てのセンスで、多くのアーティストからも高い信頼を得ておられます。

これまで革を素材とされたことはありませんでしたが、この試みのために選び抜いた皮革に遊び心を刺激され、日本の杉、坂本直昭の和紙、と異素材も取り合わせ、伝統的な表具さながら直線や輪郭を美しく際立てて、革を纏っていただきました。

美しく暮らしに沿う秀麗なる革の貌、是非ご対面下さい。

千原けいこ(「緙室sen」主宰)拝

 

長い間温めてきた企画が今年実現する運びとなりました。「緙室sen」と「NAGADA」との融合。2004年エジプトカイロで出会った「NAGADA」Naqada地方の綿織物の機を復興させ5000年の歴史と文化を現代の新しい反物へと甦らせたNAGADAのデザイナーとの出会いは大きな衝撃でした。何故か和の香もするその織物は懐かしく心地良い風合いを感じます。 また反物の色はアフリカの大地の色にこだわり、自然の染料で染められています。

また京都にて皮を和紙のようにしなやかに操る「緙室sen」との出会いも突然。いや、必然的な出会いでした。レバノンの革のバッグが、デザイナーでありオーナーの千原けいこさんを呼び寄せてくれました。36年前にスペインで暮らしていた私にとり革に対する想いは綿織物同様こだわり続けている素材だったのです。

そして2021年 緙室senの厳選されたしなやかなNAPPA革(子羊の革)とNAGADAの布が一つの作品となりました。SAC NAPADA、同時にカンボジアの水牛と革のネックレスなど、緙室senとNefer Galleryとの コラボレーションをお楽しみください。

Nefer Gallery代表 金田理恵