2014.05.29 – 06.01 村井祐児/ Yuji Murai × 岩間賢/ Satoshi Iwama
日本のクラリネット界の第一人者 村井祐児氏(東京芸術大学名誉教授)と、国内外で活躍中の美術家 岩間賢氏のコラボレーション。その実現には、村井氏のインスピレーション、ギャラリーとのこんな出会いがあった。
「素敵と思われる空間を時々、シャッター越しにのぞき見ていましたが、想いあってベルを押しました。 中には少々小さめでしたが、三つの空間があり、各々すでに完成した場のようで放っておいてもちっとも困らず停止した風景は、そこに風を立てない方が良かったのかもしれません。 が、そこに人間のお節介が現われこの空間の中に「音」を「色」を(又は形を)置いてみたい、自分を配してみたいと思うようになり、仲間の岩間君を誘って「今回」が実現しました。 こうした所にはありそうなピアノもなく、最もハーモニーすると云うクラリネットと弦楽器の組合わせ。 土を主な材料として制作してきた美術家もこの場を見てどんな形を思ったのか? 音もどんな表現で発信を試みるのか。御来場ください。」(村井氏記)
会期 : 2014年5月29日(木)~6月1日(日)
時間 : 11:00~18:00 <5月31日(土)、6月1日(日)>
■室内楽リハーサル公開15:00〜/無料
■室内楽演奏会18:00〜要予約/有料
|村井祐児 室内楽演奏会|
日時:5月31日(土)/ 6月1日(日) 公演各回 18:00〜 料金:¥5,000 35席(予約制)
Haydn / Quartet, Brahms / Kla. Qurintet, Mozart / Quintet
東京芸術大学音楽学部院生と卒業生による弦楽カルテット
Vl 澤 亜樹/ Aki Sawa
Vl 藤井 杏子/ Kyoko Fujii
Vla 樹神 有紀/ Yuki Kodama
Vc 山澤 慧/ Kei Yamazawa
村井 祐児 / Yuji Murai Clarinetist 東京芸術大学名誉教授
オーケストラ、大学教授としての活動を経て、近年益々円熟味を増し、ソロ、室内楽に活躍する日本のクラリネット界の第一人者。
・Profile
1963年札幌西高から都立駒場高校を経て 東京芸術大学器楽科を卒業。 日独交換留学生として西ドイツ・デットモルトの北西ドイツアカデミーに留学。 クラリネットをヨースト・ミハエルス、室内楽をヘルムート・ヴィンシャーマンに師事。 1972年同校にてソリスト試験を修める。 日本では、ヒンデミットのコンチェルトを東響定期にて初演。 現在まで東京にて20回のリサイタルを開催。 2008年5月にはチェコ「プラハの春」国際コンクール審査員。2009年ドイツクラリネット協会にて演奏。 現在、東京芸術大学名誉教授。日本音楽コンクール顧問。 2012年には、 実に17年振りに待望の新録音「Sonatina ソナチネ~クラリネット作品集」が発表されている。
|岩間賢 作品展|
日時:5月29日(木)/ 30(金)/ 31(土)/ 6月1日(日) 11:00〜18:00
岩間 賢/ Satoshi Iwama 美術家 Artist Ph.D
・Profile
1974 年千葉県生まれ。 これまでに場と人との対話を生み出す作品を多数発表。
東京芸術大学美術学部博士過程修了後、文化庁新進芸術家海外研修員として中国にて創作研究を行う。
中国では上海の森ビルやマンダリンオリエンタル、フォーシーズンズなどに彫刻作品を恒久設置。
また、北京環鉄芸術区に日本人初の野外作品として竹と土壁の技法による「蔵風得水」を発表するなど、 大地の芸術祭や中国ビエンナーレ、中房総国際芸術祭などで国際的に活躍している。 本年3月、千葉県市原市に廃校をリノベーションし、アーツセンター「月出工舎」を設立。 国内外のアーティスト・イン・レジデンスにも多数参加し、尾道市や喜多方市、 取手市などでも地域との協働制作を通じたアートプロジェクトを展開している美術家である。
これまでの活動を通じて、トヨタ環境財団、福武財団、ユニオン造形文化財団、朝日新聞文化財団、 野村文化財団、久米桂一郎美術館、京都芸術祭、アートフェスティバル鶴来、最上環境芸術祭などで受賞多数。 所蔵先には上海環球金融中心(中国・上海)、KU ART CENTER(中国・北京)、ハスラーアートセンター(韓国・江陵)などがある。
→more about 岩間 賢/ Satoshi Iwama